Wednesday, July 27, 2016

Yukon Flat

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Day 57

Yukon Flat is an amazing place. The main stream winds in the vast river, which looks like a lake, although we can not see it directly, like that an air stream winds in the vast sky although we can not see it directly. A river flows in a river. An invisible water way is in the water.
I have to distinguish the main stream to avoid shallows. If I get stranded in the shallows and the angle against the water current is unsuitable, my folding sea kayak will bends easily. However, it is not easy because the transparency of the river is less than one inch and I can not see the shallows.
I am imagining the line of main stream in the extensive water with intuition acquired in other rivers, and I am paddling through that line.

Total distance: 948 mi

57日目

 ユーコン・フラットは凄いところだ。広大な青空の中を、直接見ることはできないが、気流の帯がうねりながら走っているように、湖のように広い川の中を、直接見ることはできないが、水流の帯がうねりながら走っている。川の中を川が走っているのだ。水の中に見えない水の道があるのだ。
 この本流を見つけなければならない。なぜかと言えば、本流を外れてしまうと、至る所に浅瀬という罠がしかけられているからだ。浅瀬に座礁してしまうと、水流に対する角度などの条件が悪ければ、僕の大きなフォールディング・シー・カヤックは、水圧に負けていとも簡単に折れてしまうだろう。また浅瀬に乗り上げた流木にカヤックを引っかければ、一発で折れる。
 ところがこの浅瀬は、水が濁っていて一センチの見通しもきかず、直接見ることができないので、パドルがガリッと不意に小石を引っかくか、ラダーがゴリゴリと小石に当たるかしないと、そこにあることが分からない。すなわち、浅瀬が近いと分かった時には、もう座礁直前なのであり、脱出のしようがない。実際に一度座礁して、ひやりとした。
 湖のように広い川のなかに、うねりながら流れるもう一つの川のラインをイメージし、そのなかを漕いで行く。
 さざ波が立っていて水面のテクスチャが異なる場所があれば、そこは浅瀬である可能性が高い。もちろん風でもさざ波が立つので、それは見分けなければならない。また流木が水面から顔を出していれば、そこは間違いなく浅瀬だ。浅瀬は本流でないことが多い。
 カヤックを漕がずに流して、風に流される角度と速度も計算に入れながら、水の流れる方向を読む。水が強く流れている方向が本流であることが多い。
 水面の凸凹も見る。川の水面は単なる水平面ではない。
 もちろん陸地の形も見る。
 経験からくる勘も使う。
 ところがそれでも難しくて、本流を見分けられないときがある。また見分けられたとしても、流れが右から左へ、または左から右へと曲がる方向を変えたときに、内周の浅瀬から外周の本流へとカヤックを移動させなければならないが、川幅があまりに広すぎるのでカヤックの速度では横断できないことがしばしばある。川のスケールに対して、カヤックの速度が遅すぎるのである。横断できなければ、いやおうなしに浅瀬へと吸い込まれてしまう。
 また浅瀬だけではない。幾多にも分かれて毛細血管のように張り巡らされている支流へと、飲み込まれてしまうこともある。
 ユーコン・フラットに入ってからは、ただ水に流されながらカヤックの上で昼食を食べたり、歯を磨いたり、写真を撮ったりするのが難しくなった。常にカヤックを前方へ向けて、本流がどこか、浅瀬の危険は迫っていないか、注意を払っていなければならないからである。

総距離: 1,516キロメートル

manDisplay the current location and the tracking map

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