Tuesday, April 11, 2017

映像

東京の運河でカヌーを漕ぎ、花見をしてきました。両岸に並木となって咲き乱れる桜の枝は運河に大きく枝垂れ込んでいます。その枝を潜るようにしてカヤックを漕ぐ。水面には舞い散った桜の花びらが浮きます。壮観です!その素晴らしい景観を、東京の花見といえば何処に行っても人でごった返していますが、自分独りでゆっくりと楽しむことができるのです。今までの人生の中で一番素晴らしい花見となりました。

東京に住んでいる人にすらほとんど知られていないのですが、東京には迷路のように入り組んだ運河があるのです。江戸時代に海運のため開削されました。荒川と隅田川と東京湾に囲まれ、地盤沈下により東京湾の平均満潮面以下となっている、江東三角地帯にあります。

海の満潮時よりも地面が低いため、町が水没するのを避けるために運河は水門で仕切られ、水位が人為的に下げられています。しかしそれでは運河内に隅田川や荒川から船舶が侵入できないため、ミニ・パナマ運河と呼べる扇閘門と荒川ロックゲートがあります。この水門は三階建ての建物ほどもある大きな鉄の扉を二つ持ち、船を浮かべたまま扉と扉の間の水位を上げ下げします。船のエレベーターです。その扇閘門をカヌーで通過してきました。カヌーが一艇であってもタダで使用させてくれるのです。ど迫力のアトラクションです。




カナダからアラスカへとユーコン川を単独2700キロ3ヵ月かけカヤックで下ったときに撮影した映像を、一つのタイトルに纏め上げAmazonから公開しました。

氷河から流れ出る源流湖から始まり、何週間ものあいだ地平線水平線しか望めないユーコンフラット、そして川幅が数キロにも広がる下流部へと、手付かずの生きた川の景観を楽しめます。カヤックを360°旋回させながら固定カメラで撮影した映像からは、取り囲む大地全体を観ることができます。撮影場所が分かるように、区間ごとに地形の動画を挿入しました。再生28分には1メートルの距離から撮影したビーバーが、再生32分にはムースが映ります。




カヤックとはどのように漕ぐのか、川を塞ぐ倒木をどのように乗り越えていくのか、北海道の原野の川を、何日もかけて一漕ぎ一漕ぎ進んでいく様子がよく伝わってきます。体験したことのない世界へようこそ。


また、次の作品はハイビジョン撮影されたものなので、同じ川の景観をより深く観ることができます。