2023/06/03

日本橋へカヌーで行く。大都市東京の裏の顔、そして江戸・近代・現代の歴史の層。

 Willと一緒に東京運河をカヤック漕いで日本橋へ。大都会東京と大都会江戸を、日本人であっても目にすることのない裏から繁々と眺めつつの大冒険。江戸、近代、現代の東京の歴史という地層が、地殻変動を受け断層で引き裂かれ傾き積み重なり川の断崖に晒されている、それを観察しながらの旅。最初は日本橋までのつもりが、どんどんと引き込まれて水道橋まで漕いじゃって、日本橋川全長を制覇しました。

今回のメニュー。

江戸時代に海運のため開鑿された運河である小名木川から入り、江東0メートル地帯を水没から守っている水位調整ゲートでありミニパナマ運河と呼ばれる扇橋閘門を抜け、葛飾北斎や歌川広重によって描かれた萬年橋をくぐり、隅田川に入って川下へと漕ぎ、日本橋川に入り、東京証券取引所の脇を通過し、首都高速道路の江戸橋ジャンクションの下を漕ぎ、歌川広重が描いた江戸橋をくぐり、日本の中心である日本橋を繁々と眺め、江戸城外堀や常盤橋門跡や一橋門跡の石垣を眺め、日本橋川を覆いながら生き物のようにうねる首都高速道路を見上げ、新幹線や東北本線が走る橋をくぐり、大手町の神田橋をくぐり、神保町を通過し、中央線の橋をくぐり、日本橋川の全長を漕いで水道橋まで辿り着くと神田川へと入り、神田川の暗渠であり洪水対策のバイパスである水道橋分水路の暗闇を進む。



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