accum. distance [Km]: 104.0
アイヌの森の精霊やどる赤松を切り
天の北まで鉄路を敷くため
上へ上へと橋脚を伸ばす
森は深く
夢は高く
されど天は遥かに高く
とどかぬ夢
天はこの大地にあることを知る
2014/09/30
岡崎さん夫婦
accum. distance [Km]: 104.0
中頓別町小頓別にある、国定重要文化財の旧旅館に住む、岡崎さん夫婦。本降りの雨
の中を歩き、テントが張れそうな場所を尋ねるためにその門を叩くと、薪ストーブが
焚かれた暖かい部屋に招き入れてくれて、たらふくのご馳走を頂いた。その中の一品
には、ジャガイモで作った餅の入ったお汁粉も。秋刀魚や山菜も。
雨が止むまで長いことお邪魔をしたが、歴史の深い旅館を案内してもらい、夕飯用に
とお握りまで頂いた。
夕方に峠を越えて中頓別の町を出たが、三日もの間、多くの地元の人と触れ合い、暖
かさと、心落ち着く居心地の良さを頂いた。自然も農作物も人々も素晴らしい町であ
る。いつかこの土地の四季を深く味わってみたいものだ。
中頓別を、歩いて、よかった。
峠
accum. distance [Km]: 99.4
峠の頂き。風寒し。
秋
accum. distance [Km]: 96.0
紅葉
お握り
accum. distance [Km]: 94.6
ピンネシリ温泉の高橋さんが朝早く作ってくれた、胡麻のお握り、梅干し付き。とて
も美味しい。
手作りの、心のこもった暖かさ。ありがとう。
Ms. Takahashi made me delicious rice ball.
峠
accum. distance [Km]: 92.9
これから雨の峠越
2014/09/29
歩いているのは
accum. distance [Km]: 89.4
ピンネシリ温泉のお湯が体を癒す。
昨日の黄金湯の薪で沸かした湯といい、ここピンネシリ温泉といい、徒歩のわりに
は、お湯に頻繁に浸かれているのである。
中頓別町の唯一の幹線道路を歩いているので、「歩いている人」と、多くの町の人に
目撃されているようだ。ここのオーナーもそうだし、花壇の草むしりをしていた女性
にも、「歩いている人でしょ？ご苦労さま！」と声をかけられた。
確かに、歩いているのは、僕と、道を横断する鹿だけかな。
涙涙
accum. distance [Km]: 89.4
心暖まる話です。
ホテルのレストランでカツカレーを注文。そのとき、僕がテクテクと歩いているのを
たまたま見かけていた、とある温泉旅館のオーナーが、なんと畳の大広間に今夜泊ま
っていいと言ってくれました。涙涙です。温泉と畳で、疲れた体を癒せます。
Owner of a Hotel with hot spring, who saw me walking, offered to stay the
hotel tonight. l am so happy with her's warm heart. l can treat my body by
hot spring and Tatami room.
ピンネシリ山
accum. distance [Km]: 87.3
均整がとれていて、かつ艶かしい乱れがある山だなあ。
ピンネシリ山
Mt. phinneshiri is, how symmetrical, also how sexy as partially
unsymmetrical.
Mt. Phinneshiri
accum. distance [Km]: 85.5
Mt. Phinneshiri.
ピンネシリ山
Attention
accum. distance [Km]: 82.2
Attention to the cow crossing the road
Lettuce
accum. distance [Km]: 82.0
I ate a lettuce grown in Nakatonbetsu Town. It's amazingly sweet. I ate it
without dressing.
中頓別産の有機栽培レタスをそのままバリバリ食べる。驚くほどに甘い。
その地の味
accum. distance [Km]: 78.8
十歩踏み出すごとに、バッタが一匹、道端の草むらから驚き飛び出す。徒歩でしか体
験できない、その地の味。
一歩
accum. distance [Km]: 77.6
一歩踏み出せば
一歩木々が色付き
一歩踏み出せば
一歩虫の音深まる
奇跡のトマト
accum. distance [Km]: 75.3
黄金湯の渡辺さんからゆずってもらった、奇跡の完熟トマト。まるでフルーツのよう
な、でもトマトらしい甘味の、いままで食べたことのない美味しさ。感動した。
2014/09/28
野菜スープ
accum. distance [Km]: 75.1
薪で沸かしている銭湯、黄金湯さんで、野菜スープをいただいた。中頓別の野菜だけ
で作ったという、塩だけで味付けしたスープ、驚くほど美味かった。北海道に来てか
ら一番の味。この土地だけが生める、自然の恵み。
Coal
accum. distance [Km]: 74.8
石炭販売株式会社
秋の雨
accum. distance [Km]: 72.9
秋色
草紅葉
寿橋
どこ歩くの？
accum. distance [Km]: 70.5
初トンネル。
歩くとこ無いじゃん……
Tonbetsu River
accum. distance [Km]: 69.2
頓別川
お辞儀
accum. distance [Km]: 66.6
おばちゃん情報によると、今日は一日雨みたいだ。
牧場が多い。何十頭という牛にいっせいに見つめられ、お辞儀を返しながら歩く。
2014/09/27
日没
accum. distance [Km]: 61.6
日が沈みかけると、今晩の寝床を探す
日が昇ると、歩き始める
マイグレーション
さあ橋をかけようか
内陸部へ
accum. distance [Km]: 59.1
北海道の内陸部に歩みを向ける
River
accum. distance [Km]: 56.2
クッチャロ湖から流れ出す川
River flowing from kuCchalo Lake.
牛は何を思う
accum. distance [Km]: 53.0
吹きっさらしの早朝の牧草地は、風が寒かった。
そんな厳しいとき、未来のこと、つまりこの先に待ち受けている町のことや、遠く離
れていること、つまりここからは地理的に遠い友人のことなどを、ふと考えていて、
寒さを忘れていたりする。
牛や馬は何を思うのだろう。未来を想像する機能は人間特有ならば、今その場の草の
味や風の冷たさを意識し続けるのか。
気をそらすより集中するのが、体を環境に合わせる秘訣なのかもしれぬ。
The end
accum. distance [Km]: 50.1
The end point of the straight line.
2014/09/26
Blue White Green
accum. distance [Km]: 48.6
I am going to stay here. Blue, white and green, what I can see.
Four lines
accum. distance [Km]: 47.6
Lines of 0, 90, 160 and 180 degrees.
緑パステル地平線
accum. distance [Km]: 44.8
牧草地で昼寝。
地平線、牧草地、北海道って、大自然のイメージだけど、これって、冷めたこと言え
ば、ただの畑なんだよね。
水平線、灌木、野うさぎ、狼、熊、鶴、白鳥、北海道が、ここの昔の姿で、大自然。
でも高い視点から見れば、人も本能にしたがって生きる自然の産物だから、よってこ
の緑の造形も、これまた自然、と、定義を広げようか。
Four lines
accum. distance [Km]: 42.8
0, 20, 90, 180 degree. Four lines.
0、20、90、180度
四本のライン
天地
accum. distance [Km]: 41.8
フラクタルな植物の亡骸が天へと伸びる
熱をおびた空気は光の波長を変える
地平線と水平線と天球を望むこの地で
さあ、ユークリッド幾何学と哲学を考えてみようか
この緯度経度に
accum. distance [Km]: 39.7
やはり携帯で撮る写真は画質が悪いなぁ。孫さん、iPhoneこの緯度経度に送って。
Five lines
accum. distance [Km]: 37.8
I can see only five lines.
一点から広がる線五本
漁船
accum. distance [Km]: 36.5
第八栄光丸
walking under blue
accum. distance [Km]: 34.9
Clear sky.
快晴
2014/09/25
Strong wind
accum. distance [Km]: 31.4
寝袋が濡れたので、今夜はここのライダーハウスに素泊まり。
今日は風が吹き荒れている
いまこの大地にこの風が吹いていることを知り、楽しむ
Wet sleeping bag makes me stay here, a small inn for motorcyclist.
I feel this earth. I feel this strong wind. It's not information.
Strong Wind
accum. distance [Km]: 30.9
It is strong cold wind.
三百六十度、水平線地平線まで伸びる、低く暗い曇
オホーツクからの冷たい強風と雨
First rain
accum. distance [Km]: 29.4
昨夜から雨。重量軽減のためシュラフカバーを抜いたが、ああ、ミスで寝袋を濡らし
てしまった。
It is rain since last night.
2014/09/24
牛と一晩
accum. distance [Km]: 29.4
I gonna dream with cow.
今晩は牛と寝る。夜中もモーモー鳴くのかな？
ここだと風呂も入れるしね。
Meadows
accum. distance [Km]: 28.1
牧草地が見え始めた。
循環
accum. distance [Km]: 25.2
サルフツの大地からオホーツクへと、強い風が吹き抜ける
鮭が、泡立つ波打ち際から10メートルもいかない浅瀬を回遊し
真水を飲み込んでは、口を鉤型へと変えていく
浅い瀬でライバルに噛みつくために
大地から海へ、海から大地へ、粒子は循環する
Walking
accum. distance [Km]: 23.4
歩く 歩く ただひたすら歩く
walking Walking Just Walking
Salmon fishing
accum. distance [Km]: 21.9
サケ釣りのシーズン
Wave Sound
accum. distance [Km]: 21.2
Too tired to fall asleep easily. Wave sound is gentle.
疲れて寝つきが悪し。そりゃまあそんなもんだ。波の音が優しい。
2014/09/23
Tonight 今夜はここで
accum. distance [Km]: 21.2
今日の宿。
徒歩ダーは宿に泊まれない。なぜならば、そこまでたどり着けないから。
Tonight, I will stay here.
The walking traveler cannot stay in an accommodation, because he cannot reach there.
Sea 海再び
accum. distance [Km]: 16.8
The sea comes again.
海が再び現れた。
無事カエル
accum. distance [Km]: 14.6
浮きで作られた、漁師の家族の切なる願い。
A Japanese word of “frog” has a same pronunciation as Japanese word of “back at home”. So, this homemade puppet of frog made from fishing buoy contains a pray of fisherman’s family for be safely back at home.
So shallow to climb 登るには浅すぎる
accum. distance [Km]: 12.2
How do these trouts climb up this shallow river?
腹へった。
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