2016/01/29

狼の存在感

 イエローストーン国立公園に再導入されたオオカミについての記事が、ここに書かれている。以下の下りは経験的に納得。カナダでも川岸に狼をみるのだが、北海道のベカンベウシ湿原には野犬の群れがいる。カヌーを降りて一人昼食をとる俺を、七匹の群れが崖の上から見下ろし吠え続ける。数匹は崖を降りて俺を威嚇する。俺も負けずに吠え返す。緊迫した空気。彼らの存存感は、その場を離れた後も広大な領域におよんでいた。鹿やその他の動物達は、人間の俺よりも、さらに遥か遠方からその存在を嗅ぎ取っている。
 『そんな状況の中でオオカミが復活したことで、生態系のみならず自然環境にも驚くべき変化をもたらしました。オオカミは生きるために鹿を狩りますが、オオカミがたくさんの鹿を殺したというわけではありません。オオカミの存在自体が鹿の行動に影響し、オオカミに追い詰められやすい場所を避けるようになります。つまり、オオカミを避けるために鹿が移動したため、緑が復活することになったのです 』

2016/01/25

先駆者の創意工夫

 ベカンベウシ湿原に入るための装備を作っている。ミシンがなく手縫いなので大変だ。
 日本でアウトドアを立ち上げた面々の一人である偉大な師匠の坂巻照之は、過酷な状況に応じてありとあらゆるものをみずから制作したことをよく話してくれる。あるものに満足せず創意工夫を楽しむ心があったからこそ、彼ら先駆者は極地に挑み生き残ることができたのだ。見倣いたい。



2016/01/24

厚岸町の大雪

 1/19(火)、1/20(水)、1/21(木)の三日間で、北海道厚岸町に20数年ぶりとなる大雪が降り、一メートルほど積もっているとのことだ。この大雪が降る以前は、冬に入ってからまだ一回も雪かきをしていないという異常な気象であったのだが、さらに今までとはまったく様相が異なる気象が重なったという状況だ。
 さてこれから歩こうとしているベカンベウシ川の状況はどのように予想されるのかといえば、降り積もった雪の下に埋もれている凍った川面の温度が下がり、割れたり薄かったりまだ凍っていなかったりしていた箇所の凍結が進んでいると思われる。雪が氷の接着剤となるわけだ。氷を踏み抜いて水中に落ちるリスクが減ったということである。そのかわりに一メートルの積雪なのだから、雪をかき分けながらの歩行が困難で、もがいても湿原を横断できない可能性が高くなった。
 いずれも厚岸在住の方からいただいた情報である。 

2016/01/22

ボア付長靴とかんじき Japanese snow shoes

 ボア付長靴とかんじきと荒縄で入ろうと思っている。一般的には冬用登山靴とアイゼンだが、日本古来の知恵に実力とロマンを求めて。
 
 命綱のテントは、アライテントのエアライズ一人用と外張りを買うつもり。

 Normally we use mountain-climbing boots and climbing irons, but I am aiming to enter an frozen marsh with an ancient Japanese snow shoes, rope made of straw and normal boots.



2016/01/17

無舟流

 パドルを振ること苦節15年、やっと悟りました。
 なづけて無舟流。
 カヌーイストはカヌーを捨てて北海道ベカンベウシ川の上を歩き、凍てつく湿原へと入ることに挑戦したいと思っています。
 
 ただし12月の暖冬が尾を引いていて、今後の気温次第ですが。
 
 未体験となる零下25度でのテント泊。川の氷が割れて落ちれば春まで冷凍保存。
 どうやらここ最近のめざましい技術進歩で、ウン十万円も出せば超快適な極地用ウェアが一式購入できるようですが、穴あき靴下でマッキンリーを登った植村さんを見倣って、僕も長靴スタイルで歩こうと思います。
 実のところは金がないだけですが。
 大丈夫なのでしょうか、この人?

 I, kayaker, is aiming to go deep into a frozen marsh through the Bekanbeushi river without a kayak, walking on the surface of the river.

2016/01/07


太陽は大地に沈み、光は天に昇る。

The sun sinks into the earth, the light rises into the sky.

2016/01/02

朝焼け

あけましておめでとう!
今朝の朝焼けほど燃える空はないだろう!
A Happy New Year!
What a deep red color sunrise it is this morning!