2016/04/30
Dry Kozi molt 乾燥麹
生のイワシに粉砕した乾燥麹をまぶして、常温化で4日間放置したものを食べてみた。
真っ白なフワフワの、胞子の花を咲かせている。
腐敗を感じさせる匂いはしない。魚の干物の匂い。
切断する。見た目では、麹菌以外の微生物は繁殖していないように思われる。生のイワシは乾燥している。
太白ごま油をひいたフライパンで、弱火で二分加熱。中華鍋の底に油が溜まるので、揚げるに近い。
匂い良し。油の揚げ物の匂い。
味は油で揚げた魚の味。苦味、刺激はなし。かすかな甘み。
すでに食べてから5時間が経過しているが、異常なし!
現在までの結果としては、生魚に粉砕した乾燥麹を混ぜると、常温化に放置しても腐敗を防いでくれるようだ。
Holding kayak is assembled in this manner
I am previously checking my sea kayak, Heron. It is 17 feet and 7 inch long and 24 inch width.
ホールディングカヤックとは、このようにして組み立てます。
シーカヤック(ヘロン)の事前確認。こいつの長さは5.4メートルで、幅は60センチメートル。
2016/04/29
これ、食べても大丈夫なの?? I am experimenting for to preserve fish from decay
これ、食べても大丈夫なの??
これは、生のイワシ+粉砕した乾燥麹、の初日の写真。
これは、生のイワシ、の初日の写真。
これは、生のイワシ+粉砕した乾燥麹、の三日後の写真。
これは、生のイワシ、の三日後の写真。
三番目の写真では、たぶん麹菌が繁殖している。しかしながら、「外側を覆った乾燥麹を培地として麹菌が繁殖しているだけで、内側のイワシには他の細菌・カビが繁殖している」という可能性を、どのように否定したらよいのだろう?内側のイワシだけを切り出して培養し、顕微鏡で覗いたところで、俺には判別できないだろうし、ここから先は微生物の専門機関に依頼するしかないのだろうか?
2016/04/24
You are a part of the environment
俺の中にも住んでいる理系と文系の頭。その理系の頭が、アラスカをカヤックで下りながら聞こえてくる自然の微かな音を、どのように動画へ記録するか考えていた。
先輩である坂巻照之に話を聞いてみる。とても深い話をしてくれた。「なるほどね、そういうことか。わかるよ。」って、いまの俺のレベルで理解した彼の言葉。
人間の耳は素晴らしい感度を持っている。その音を再現しようとしても電気・機械の原理的な限界にぶつかる。
ましてや自然の中に深く分け入って、音に対する感覚が磨かれた状態でいる時には、『自分も自然の一部』になっている時だ。もうそうなると、その時聞こえている音は、外部から機械で録れる訳がない。りょうちゃん、理系の頭ではなく、文系の頭へとスイッチを入れ替えなければだめだよ。
みずから自然の中に入り、みずから電気回路を触る男の話である。
2016/04/20
Fixed flight schedule
I have fixed my flight schedule.
If somebody living in Whitehorse would help me carry a kayak and me to Bennett Lake, drive me food shopping or give me a bed, please email to ryota@ryotayamada.com .
27 May 16:40 depart Narita / Japan
27 May 12:23 arrive Vancouver / Canada
27 May 20:00 depart Vancouver / Canada
27 May 22:25 arrive Whitehorse / Canada
出発のフライトを確定しました。もしホワイトホースでカヤックの運搬や買い出しや宿泊のご協力をしていたたげる知り合いがいましたら、ryota@ryotayamada.com までご一報ください。
2016/04/19
Experimenting in fermenting a fish 乾燥麹で魚の保存実験
I put the fish into Ziploc with dry rice malt and salt, and left it under room temperature.
The taste of it was sweet and so delicious. Maybe only good bacterium propagated as I intended.
So far, I am good. Tomorrow, maybe I am going to be good.
カヤックの上で釣った魚を、冷蔵庫なしで保存するための実験をしている。
ニシンに塩と乾燥麹をまぶしてジップロックに入れ、25度程度の室温下に12時間放置後、冷蔵庫で2日ほど寝かした。塩をしたので魚から出た水分がジップロック内に少し溜まっているが、乾燥麹に吸わせる目的でそのままにした。
ジップロックを開けると、麹っぽい甘いかんじの匂いがした。麹を付けたまま洗わずに焼き、食べてみる。食べても甘い。麹の部分は特に甘い。
思惑通りに、麹菌が優勢に繁殖して、他の菌の繁殖を防いでくれた結果か?
味は全体的にとても美味しい。かなりいける。
食べたばかりでこれを書いているので、もし当たるとすれば、もう少し先だ。
2016/04/18
Rice boiled with flattened soybean 打ち豆の炊き込みご飯
2016/04/16
Solar battery system
I tested a solar battery system.
PowerFilm, 14 WATT R-14, Rollable Solar Charger
It is flexible and waterproof.
powertraveller, MINIGORILLA, Lithium Polymer Rechargeable Battery, 9000 mAh
It can be charged by a solar panel, and has multiple output voltage: 8.4/9.5/10.5/12/16/19v and USB 5v.
太陽電池システムをテスト。
2016/04/15
Winter Mt. Fuji Climbing 冬季富士山を登る
この映像は360°動画なので、マウスで画面上をドラッグして見る方向を変えてほしい。八合目で撮影した。
さすが日本一の高さを誇るだけでなく、一山だけ孤高にそびえる山である。紺碧に晴れ渡る空の下に広がった、輝く雪に一面覆われた急峻な山肌、絨毯のように広がる白い雲海、太陽を反射する駿河湾の美しさは、他に類を持たない。そして、来るものを徹底して拒む冬の強烈な西風と寒さ。一昨日に登山者が滑落死したばかりでもあった。
冬の富士の魅力。これもまた、けっして登った者にしか分かりえぬものなのだろう。
1,840メートルの三合目から登りはじめて、六合目にテントを張った。翌朝ご来光を眺めてから
再び登り始めた。六合目と七合目の間
七合目と八合目の間
と、順調に登り続けた。
森林限界を越えているので、岩と雪と氷と空だけがある。僕と隆介の二人だけが息をしている無生物の世界なのだが、地球全体が大きな生命のように感じ取れる。空からというよりも宇宙から降り注ぐ太陽の、直接の光と、雪と氷に散乱した光に包まれて、浮くように眩しい。
高度を上げるほどに風速も上がり、しばしば吹く突風に、両足と手に持ったピッケルの三点でしっかりと体を固定していないと、風に持っていかれる状態だった。固く凍り付いた斜面では、靴先に二本ある爪と、手に持ったピッケルの先端を氷に突き刺して、全体重を支える。しかしバランスを崩して爪が外れれば、30°傾斜した氷の滑り台を一キロメートルも滑り落ちるようなもので、止める手段もなく何処かに激突するまで加速し続け、間違いなく足で山頂へ登るよりも早く昇天してしまう。慎重さと軽快さのバランスが重要だった。
3,250メートルの八合目まで登るものの、見上げてもまだ山頂は見えなかった。登れば登るほどあきらかに風は強くなっていて、突風に体が浮き上がってしまえば、もう登山技術以前の問題で、熟練者であっても滑落死するしかない。あと数時間で辿り着くだろう山頂の気配、死への恐怖、ここまで登ってきた深い満足感、心が空になる美しい地球の眺め、それらの複雑で豊かな気持ちを味わいながら、ここで登るのを辞めることにした。
とはいうものの、強風の予報を眺めながら、出発前日に「まあ、まずは行ってみないと分からないし、ちょっと様子見のドライブだね」と二人で連絡し合っていたのでもあった。七合目あたりを登りながら、「子供と一緒じゃん!あとちょっと行けるかも、あとちょっと行けるかも、と言いながら登っているよ!」と、笑い合っていた。
子供の遊び心を持ち、大人の判断力を備えたいものだ。
これは富士山では滅多に見かけない、シリセードという遊びである。
テントのグランドシートは、強風に激しくバタついて穴が空いてしまった。八本爪の旧式のアイゼンは、運よく、ちょうど六合目まで降りてきたときに、留め金の金属が飛んで完全に壊れてしまった。アイゼンなしでの下山は想像することができない。過酷な山だ。運も実力の内か。
追記1: 実験として、全行程の食事、一日目の昼食と夜食、二日目の朝食と昼食を、カロリーメイト四箱だけにしてみた。水分も水だけ。他は一切口にしていない。結果としては、合計1,600キロカロリーで、三合目から八合目まで登れたことになる。
追記2: 親父の使っていた30年前の古い革製登山靴は、先日の木曽駒ケ岳で靴底が両足共に剥がれてしまったが、シューグーという靴用接着剤で貼り直して、今回の登山でも履いてみた。アイゼンを装着して、またアイゼン無しで歩行したが、いまだしっかりと接着されている。
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I trained on winter Mt. Fuji!
2016/04/07
Omnidirectional Movie Camera
2016/04/05
Iridium Satellite Phone
I struggled to obtain a valid SIM card of Iridium satellite phone from U.S.,which I want to use for posting daily activities and photos to blog or Facebook from Alaska for the people who support and encourage me.
The satellite phone. It sounds like a something cool space-age gear,but in fact, since nobody use it, it's too expensive, there is very little information and it's high technology but also low technology.
If I will be able to post any single character and any single photo to blog or Facebook, give me a great ovation!
衛星携帯電話、イリジウム。
応援してくれている人達に、できればアラスカから日々の様子を文章と写真で届けたい。衛星携帯電話を使って。
しかしながらもこの衛星携帯電話、宇宙を回っている人工衛星と通信するなんて宇宙的未来的で想像するだけでもカッコいいのだが、いかんせん使っている人間があまりにも少なすぎるので、機器代と通信費はバカ高いし、サービス体制も情報も少なすぎるし、日本では全く使われていないし、ハイテクなのだが実はローテクでもある。一言でいえば、あまりにもマニアックな世界なのである。
ただいま苦戦中。もしアラスカから、日本語の文字が一文字でも、そして写真が一枚でも、ブログもしくはFacebookに投稿できたら、拍手喝采シャンパンシャワーで祝って欲しい。