福井県小浜市と言えば、鯖である。その昔小浜湾で取れた鯖を、一昼夜かけ京都へ山道を越え運んだという歴史があるのだ。
その鯖の缶詰をいただいたのだが、これは柚味。初めて食べた。美味い。ゆずの爽やかな香りと酸味が鯖に合うとは、その発想はなかったので驚きである。
ちなみにその小浜と京都を繋ぎ「京は遠うても十八里」と歌われた山道は、鯖街道と呼ばれていて、社会がクルマ化されてから誰も通らないために一部が廃道のようになっていたところを、有志によって復旧され、今トレッキング道として復活しているんだとか。いくつかルートがあったうちの、針畑越え、という道である。鯖を運んだ昔の背負子は一昼夜で通り抜けたそうだが、今の人だったら普通は二泊三日はかかるだろう距離である。一度挑戦してみたいものだ。
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