アライテント。老舗の山岳テントメーカー。日本の職人としての誇りを守りつつも、次から次へとチャレンジすることを止めない、失礼な言い方にならなければいいが、そんな会社だと僕は思う。「型を極めてこその型破り」と言った歌舞伎役者のようだ。
新しいカタログを送ってくれたのだが、なんと「山岳用」ダブルウォールテントなのに980gだという新製品が。今までにない薄く軽い布地を使う。使う側のテクニックとしてある程度の繊細さは要求されるのだろうが、基本的な品質の確かさは今までの経験から深く信頼している。これまでのテントも軽量だったが、アライの新たなチャレンジ、超超軽量テント。そのバランス感覚はどうなのか。これはぜひ試してみたい!
またそのカタログに、2012年にワシントン州でコロンビア川を下りピュージェットサウンドを漕いだ時の写真を掲載してくれていた。懐かしい。ここから漕いだ海は、薄いピンク色に染まった青い宇宙を飛んでいるようであった。
偶然か必然か、二週間前にそのコロンビア川とピュージェットサウンドを結ぶ海岸を見に行っていた。あまりに美しく、そして漕ぐにはあまりにも過酷な、太平洋に面した遠浅の浜。
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