カヤック遠征、こんなこともしました #10
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日本最後の原始の川、別寒辺牛川(べかんべうしがわ)。
肉を食らう。魚を食らう。山菜を食らう。貝を食らう。
Y字になった枝を二本拾い、支柱とする。肉塊に突き通す枝は、燃えないように生木を使う。塩コショウを擦り込み、一時間ほどグルグルと回しながら焼くのだ。
魚は枝に通し、焚火を取り囲むように地面へ刺して、遠火でじっくりと2~3時間焼く。
焚火で焼く肉や魚は、はんぱなく旨いのだ。炎、遠赤外線、煙での燻しと香り付け。
岸辺にいくらでも生えているニラのような行者ニンニクは、これまた格別。行者ニンニクラーメンでも作るかと鍋で煮始めれば、20~30メートル離れていても分かるほどに、林の中に香りが広がる。生で食べても、ジンギスカンにしても、チャーハンにしても、何にしても最高な、これを食べに行くだけでも価値がある山菜だ。
失われつつある川真珠貝も食べてみる。美味しくはない。無味無臭。でも昔は貴重なたんぱく源であったのだと思う。身をもってその大切な命を体験する。
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