カヤック遠征、こんなこともしました #11
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日本最後の原始の川、別寒辺牛川(べかんべうしがわ)。
別寒辺牛湿原をカヤックで縦断する。
なぜ僕がカヤックをやるのか。
じつはカヤックという道具が好きなわけじゃない。べつに乗り物は何でも良いし、徒歩でもまったくかまわない。
ではなぜ?
何処の自然へと足を向けてみても、山道は人の踏み固めた道。確かに自然豊かなのではあるが、やはり周囲の動植物は人間の影響を受けている。ところがカヤックが進む道は川の道。本来の自然そのままの姿だ。
たとえばこの別寒辺牛湿原。川の道以外には、湿原のど真ん中へと入って行ける道はない。
川の道は自然の奥深くへと入って行ける唯一の道なのだ。
植物が長い年月をかけてゆっくりと育てあげた湿原。昔は関東平野一面も多くの湿原で覆われていたのであろう。
生命の湿原をカサカサと鳴らしながら風が通り抜けていく。丹頂鶴の鳴き声が広い空へと響き渡る。
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