パートナーは中学生からの悪友で、洞窟探検から始まり、南アルプスの岩登り、自転車で富士登山と、一緒にやってきた隆介。考えてみたら、中学生の頃からやっていることが変わらない(笑
初めてのアイゼン。木曽駒ケ岳。
ホワイトアウトのさなかに出発し、方角が分からないどころか、足元の斜面が登っているのか下っているのかすら分からず、面白い。視界が開けて、自分達が彷徨い歩いたルートが眼下に見えたときは、人間の無能さに笑えた。
稜線ではテントの設営を開始した午後2時から雪と風が吹き始めたため、そのまま翌朝までテントに籠ることになる。最低気温は氷点下15度と暖かい。
翌日は光輝く朝日に始まり、下山するまで深い青の快晴が続く。
雪山もまた別世界。その感動を言葉で表現するのが難しい。成層圏に一歩近づくのを実感するといったところか。
親父の30年前の革製登山靴を履いたのだが、なんと両足共に靴底が剥がれてしまった。古い革靴は接着剤など使っていないものと思い込んでいた。金属を刺し込んでいなければ滑落する斜面で、何度もアイゼンが靴から外れてしまい、下るのが少し面倒であった。
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