今まれびとを演じて(神の降臨とかフリをするとかの意味ではなく、地球という舞台の上で)徒歩で縦断しているわけだけど、ケネウィク•マンの詳細な経路はどうであれ、マイグレーションという行為は、稀人と招く人の連鎖だったのかもね。稀人が集落を訪ね、心•身体•物を補充し、その先へと脚を伸ばして定住する。世代の後に、訪れた稀人を招き入れ、稀人は旅立ちさらにその先へ。
動物のマイグレーションは直線的にじわっと拡大するだけだが、人間のマイグレーションは波を縦に切って見たように、輪の循環として広がっていく。マイグレーションは、移って住む「移住」ではなく、「輪移」とでも言うようなものだったのかもね。
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