2023/06/07

目黒川を河口から源流まで歩く

 Walk from the mouth to the source on the Meguro River. 目黒川を河口から源流まで、6時間半かけ23km歩く。目黒川河口の天王洲からスタート、品川(品物を運ぶ川)を通り、桜並木の川沿いを歩き目黒川の始点へ、そして烏山川を上って源流となる世田谷区の高源院にある池まで。

目黒川はほぼ全長にわたり川沿いに歩道が整備されていて、またほぼ全長にわたり桜が植えられていて、桜並木と川を眺めながら歩ける。上流の一部は暗渠。烏山川は全長が暗渠化されているものの、上流の一部を除いては遊歩道として整備されており、また遊歩道には人工の小川が流れていて、歩いていて気持ち良い。烏山川はおそらく始点で玉川上水に接続されているが、もともと現在の高源院の池やその周辺の湧水が水源であるらしく、河川として登録されている場所ではなくそこを源流とした。

目黒川は東京としては珍しく、目黒川以北の川と違って、歴史上付け替えなどの流路変更はあまりされていないようだ。



















2023/06/04

日本百名山最難関五本指の皇海山へ、山岳珈琲焙煎人として2泊3日の出張

出張山岳珈琲焙煎人、兼、山岳個人ガイド石原智幸さんのサポートとして、二泊三日で皇海山に行ってきました。ツアーのお客さんは4名。

皇海山は日本百名山の最難関五本指に入る山で、奥深く岩場ありで登攀は大変ですが、修験道の険しく迫力ある庚申山あり、貴重な食虫植物のコウシンソウが花を咲かせ、シャクナゲやシロヤシオが咲き乱れ、美しい白樺の森ありと、バラエティーに富み素晴らしい山です。 避難小屋扱いの庚申山荘に二泊し、朝食後にお客さんの目の前で珈琲の生豆を焙煎。焙煎行程など見たことがないと興味津々と見てもらいました。そして焙煎直後のもっとも新鮮な珈琲をドリップ。珈琲の味は豆と焙煎と鮮度で決まります。
登山の様子は https://youtu.be/Fz1nw3KKGCg で。
山で最高の一杯を飲みたい方、 ryota@umiack.com までご連絡を。北アルプスでも南アルプスでも大雪山でも高尾山でも行きますよ〜。ここで淹れたのと同じ焙煎済みの珈琲豆の購入は、 https://ja.umiackcoffee.com/adventure で。

石原智幸の山岳個人ガイドを頼みたい方は https://tomo-guide.com/ まで。



2023/06/03

日本橋へカヌーで行く。大都市東京の裏の顔、そして江戸・近代・現代の歴史の層。

 Willと一緒に東京運河をカヤック漕いで日本橋へ。大都会東京と大都会江戸を、日本人であっても目にすることのない裏から繁々と眺めつつの大冒険。江戸、近代、現代の東京の歴史という地層が、地殻変動を受け断層で引き裂かれ傾き積み重なり川の断崖に晒されている、それを観察しながらの旅。最初は日本橋までのつもりが、どんどんと引き込まれて水道橋まで漕いじゃって、日本橋川全長を制覇しました。

今回のメニュー。

江戸時代に海運のため開鑿された運河である小名木川から入り、江東0メートル地帯を水没から守っている水位調整ゲートでありミニパナマ運河と呼ばれる扇橋閘門を抜け、葛飾北斎や歌川広重によって描かれた萬年橋をくぐり、隅田川に入って川下へと漕ぎ、日本橋川に入り、東京証券取引所の脇を通過し、首都高速道路の江戸橋ジャンクションの下を漕ぎ、歌川広重が描いた江戸橋をくぐり、日本の中心である日本橋を繁々と眺め、江戸城外堀や常盤橋門跡や一橋門跡の石垣を眺め、日本橋川を覆いながら生き物のようにうねる首都高速道路を見上げ、新幹線や東北本線が走る橋をくぐり、大手町の神田橋をくぐり、神保町を通過し、中央線の橋をくぐり、日本橋川の全長を漕いで水道橋まで辿り着くと神田川へと入り、神田川の暗渠であり洪水対策のバイパスである水道橋分水路の暗闇を進む。



2023/05/30

umiackカフェ根元山山頂店オープン!

 umiackカフェ根元山山頂店オープン!

出張山岳珈琲焙煎人として、山岳ガイド石原智幸のツアー、群馬県桐生市にある根元山で行われた岩稜×ロープワークトレーニングに同行しました。厳しい修験の沢を登りつめ、山頂にて珈琲を焙煎し、四名のお客様にドリップ。珈琲豆はアドベンチャー。焙煎直後の珈琲を飲むのも目の前で焙煎を見るのも全員が初めてで、その美味しさとその体験をとても喜んでいただきました。ありがとうございます。
厳しい山を無事登り終え達成した目標を、美しき山頂その時その場で、最も美味しい珈琲で祝う。それは山頂で最上級の豆を目の前で焙煎し目の前でドリップした、誰も体験したことのない最も美味しい珈琲。飲みたい方、ぜひご連絡ください https://www.umiack.com/






2023/05/29

皇海山、日本百名山難関五本指。コウシンソウが咲いていた。

 皇海山に初登頂。今回はumiack coffeeの出張珈琲焙煎人&ガイドサポートとして登りました。庚申山では絶滅危惧種で貴重な食虫植物のコウシンソウを発見。

庚申山荘に二泊して、二泊三日のスケジュール。二日目は庚申山荘から皇海山へ往復12時間半かけてのピストンで、長丁場となる挑戦。日本百名山難関五本指だけありそれなりにキツいですが、通過点の庚申山は鎖場ありの修験道、そしてコウシンソウが咲き、シロヤシオやシャクナゲが咲き乱れ、笹の藪漕ぎあり、滝ありと変化に富み、とても魅力的なコースです。

目の前で焙煎した最高の珈琲を飲みたい人やお客さんに飲ませたい人は、umiackにご連絡ください(https://www.umiack.com)。出張珈琲焙煎します。

また個人ガイドで山に登りたい人はペポニの山旅https://tomo-guide.comへ。



2023/05/20

八ヶ岳の赤岳


 八ヶ岳の赤岳に登ってきました。快晴で見晴らしがよく気持ちの良い一日でした。雪山でもなく夏山でもない中途半端な時期で(5/16)、グズグズの雪としまって濡れた雪と氷と岩と土のミックス。ところにより簡易アイゼンがほしいのだけれど、グズグズの雪ではまったく効かずに意味がないし、岩では歩きずらい。トータルに考えてとても使いづらいので、アイゼンなしで慎重に歩く、というスタイルでした。まだ使ったことはないけれど、チェーンの方が良さそうですね。

ですが、登りづらくはあるものの、夏の酷暑ではなく、冬の極寒でもなく、気温的には最も快適。

24座めの日本百名山ですね。

森林限界当たりまでは、トレーニングのためにマンサンダルで歩きました。

2023/05/15

裸足クライミング|登山靴なしで取り戻す登山の技術


 久しぶりにロッククライミングをした。高校生の時に北岳のバットレスを登ったことはあるのだが、あれが最初で最後の一回で、その後ながらくクライミングをする機会に恵まれなかったのである。なぜか。一人では出来ないのだよ。

ほとんど忘れていた。ザイルワークとか、うんぬんとか。なので一から学び直し。

そしてそして、ほぼ初心者状態に戻っているのに、裸足でクライミングに挑戦。大丈夫なのかよ、と自分でも思うのだが、パートナーがプロ中のプロなので、不安よりむしろワクワクする。

さてさて登ってみた。むむ、難しい!クライミングシューズのラバーを使って足裏全体でグリップを確保したり、隙間にシューズをねじ込んだりといった足の使い方が全く出来ない。皮膚一枚の繊細な足の指をわずかな窪みに引っ掛けて体重を支える、みたいなことしか出来ないのだ。こりゃ大変だと苦笑しながら登るのである。

なんで裸足なのかって?積極的に足指を使うことで、失っていた能力を取り戻すのである。動物本来の体を取り戻すというとこ。

2023/03/29

再度の追加募集 お花見カヤック@江東区運河 1(土)、2(日)

再度の追加募集 お花見カヤック@江東区運河 1(土)、2(日)
今年の桜は花持ちが良い!今日のツアーの様子だと、今週末の土日は桜吹雪になるかもです。なので1(土)、2(日)も追加で募集します。川面に浮かぶピンクの花びらの絨毯を掻き分けてカヤックを漕げるかも。カヤックで通過する水位調整ゲート(ミニ・パナマ運河)も圧巻です。
私と参加者一名で、一台のカヤックにタンデムで。
体力に自信のない人、全くの初心者でもOK。いやむしろ、波や流れのとても少ない静水なので、ここに行かずに何処に行くのかという場所です。なんなら全く漕がずにお菓子を食べていても良いですよ。
団体ツアーではないマンツーマンの個人ガイドという利点をどうぞ使いこなしてください。。写真や動画を撮るために止めさせるのも、好きな場所でお弁当やお菓子を食べるのも、ちょっとより道させるのも、音楽聴くのも奏でるのも、お客さんの思い次第。スーパーカスタムです。なんならカヤックを漕ぐ時間はわずかにして、カナダ・アラスカを流れるユーコン川でのカヌーのコンサルティングや、体験談に費やしても良いです(ユーコン川源流からほぼベーリング海まで単独でカヤックを漕いでいます)。
30(木)、31(金)、 1(土)、2(日)に、各日一名募集。

参加のご連絡は、Email: ryota@ryotayamada.com、またはTel: 090-5810-2627までお願いします。

集合: 住吉駅A1出口に 8時(応相談)

解散: 住吉駅12時

参加費: 15,000円(当日払い)

持ち物・服装:

◆濡れてもよい服装(お尻は濡れます。ジーパン、綿製品はNG)

◆サンダル(踵にバンドあるもの)もしくは濡れても良い靴

◆帽子(ハットタイプがお勧め)

◆着替え

◆日焼け止め

◆レインウェア(寒さ対策のために)

◆飲み物&行動食

◆グローブ 

◆サングラス

天候によるツアー中止連絡:  前日18時までに中止の連絡を致します。

お客様ご自身で保険にご加入ください。モンベル野遊び保険 https://hoken.montbell.jp/sp/aigshort/activity.php などございます(文言にはカヌーが含まれていませんが、保険対象です)






2023/03/28

お花見カヤック、再募集

お花見カヤック再募集

本日花見カヤックを行いましたが、8割り開花という所だったので、まだ楽しめます。なので、29(水)[満員]、30(木)、31(金)の花見カヤックを各日一名募集します。

今回は、私と参加者一名で、一台のカヤックにタンデムで。初心者可。参加希望のご連絡はEmail: ryota@ryotayamada.com、または電話: 090-5810-2627までください。

集合: 住吉駅8時(応相談)

解散: 住吉駅12時

参加費: 15,000円(当日払い)

持ち物・服装:

◆濡れてもよい服装(ジーパン、綿製品はNG)

◆サンダル(踵にバンドあるもの)もしくは濡れても良い靴

◆帽子(ハットタイプがお勧め)

◆着替え

◆日焼け止め

◆レインウェア(寒さ対策のために)

◆飲み物&行動食

◆グローブ 

◆サングラス

天候によるツアー中止連絡:  前日18時までに中止の連絡を致します。

お客様ご自身で保険にご加入ください。モンベル野遊び保険 https://hoken.montbell.jp/sp/aigshort/activity.php などございます(文言にはカヌーが含まれていませんが、保険対象です)。






2023/03/11

『東京都心』でお花見カヤックしませんか?

 【満員御礼となりました】

①運河沿いに咲き誇る桜。水を求めるように垂れ下がる桜の枝をくぐりながら、みなも一面に浮かぶ桜の花びらをかき分けて、カヌーを漕ぐ。タイミングがよければ、他では体験できない桜のトンネルを楽しめます。

②東京都心にこのような場所があることをご存知でしたでしょうか。江戸時代の物流路として開削された運河。その歴史を感じさせる運河から見上げる大都会の摩訶不思議なコントラスト。東京の知られざる一面です。

③江東区はオランダのような海抜0メートル以下地帯。そのため荒川、隅田川と、運河との間に、水位調整のための閘門があります。いわゆるミニ•パナマ運河。その運河、カヌーで通過できるんです。大迫力です。

僕と石原はカナダのホワイトホースで出会いました。僕はユーコン縦断中、そして彼はマッキンリー登山を終えたばかり。海外本格登山の個人ガイドから国内登山まで幅広く活躍する石原の話を聞くだけでも価値ありです。

お申し込みは以下のリンクから石原までお願い致します。

https://tomo-guide.com/tour/sakura-kayak








2023/03/07

アライテントの新製品・SL DOME

 アライテント。老舗の山岳テントメーカー。日本の職人としての誇りを守りつつも、次から次へとチャレンジすることを止めない、失礼な言い方にならなければいいが、そんな会社だと僕は思う。「型を極めてこその型破り」と言った歌舞伎役者のようだ。

新しいカタログを送ってくれたのだが、なんと「山岳用」ダブルウォールテントなのに980gだという新製品が。今までにない薄く軽い布地を使う。使う側のテクニックとしてある程度の繊細さは要求されるのだろうが、基本的な品質の確かさは今までの経験から深く信頼している。これまでのテントも軽量だったが、アライの新たなチャレンジ、超超軽量テント。そのバランス感覚はどうなのか。これはぜひ試してみたい!

またそのカタログに、2012年にワシントン州でコロンビア川を下りピュージェットサウンドを漕いだ時の写真を掲載してくれていた。懐かしい。ここから漕いだ海は、薄いピンク色に染まった青い宇宙を飛んでいるようであった。

偶然か必然か、二週間前にそのコロンビア川とピュージェットサウンドを結ぶ海岸を見に行っていた。あまりに美しく、そして漕ぐにはあまりにも過酷な、太平洋に面した遠浅の浜。










2023/02/22

Dry Falls

Geographic survey with Matt.

It might be the largest falls in the world if we will extend the time span. Dry Falls in Washington, U.S.A. 

Nearly twenty thousand years ago, cataclysmic floods from gigantic glacial lakes made this falls.

I bet you can not imagine, how huge it is, what is the power of the planet called Earth, until you see by your own eyes. I made a figure for comparison to Niagara Falls.

The view of it with imaginary water flow which was there at one time is breathtaking.




 

Ranald MacDonald

 時は幕末。鎖国真っ只中の日本に、24歳の冒険心に満ち溢れた一人のアメリカ人が、処刑の恐れも覚悟のうえで密かな入国を試みた。彼の名はRanald MacDonald 1824 – 1894。捕鯨船から小さなボートに乗り換え北海道の焼尻島に単身上陸し、アイヌに保護されたのち幕府による囚われの身となる。

彼は初の英語母語話者による英語教師となり、ペリー来航の際に通訳を務めた森山栄之助らに、オランダ語を介すことのない英語教育を行うこととなる。またアメリカに帰国後は、日本は優れた文化を持つ国だと政府に伝え、対日政策に影響を与えたという。

僕はいま彼の墓標にいる。ここは彼の為だけに作られたワシントン州立公園だ。友人のMatt Watkinsは、日本とアメリカの橋渡し役となった勇敢なRanaldに深く感銘を受け、かねてから僕をここへ連れて行きたいと思っていた。

人は歴史となり繋がる。石に刻まれた記憶となった今も。Ranaldがいなければ、いまここに僕らは立っていないかもしれない。



2023/01/26

Line

 After living almost 4 months in Nepal and India, I flew to Japan with full of memories in a backpack. I couldn’t see any line between us from the small airplane window. The work to vanish that imaginary lines is your job. Now I’m in Japan but am not.