2026/01/04

未解決の保持と抽象化と成長

 不安定、未確定、カオスを、そのまま保持することができず、無理やりその場の精神的安定のために単純化すると、その先の正しい抽象化ができなくなる。

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不安定・未確定・カオス
保持できない
その場の精神的安定のための単純化
探索空間の早期閉鎖
正しい抽象化の経路が消失

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未解決の問題を未解決のまま保持する能力、それをワーキングメモリから退避させつつ探索対象として残す能力、そして「未解決であること」に伴う負の感情を、即時の解決や単純化によって解消しない能力は、生物学的には意思決定の遅延と不確実性の増大を招き、短期的な生存率を下げる行為である。

しかしこの能力こそが、誤差・矛盾・例外を十分な時間保持し、より高次の抽象化や有効な世界モデルの生成を可能にするため、知性の発達においては本質的かつ不可欠な課題となる。

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抽象化とは、知識や理解を再帰的に再利用可能な表現へと変換する操作であり、この再帰性によって、知的発達は線形成長から指数関数的成長へと移行する。

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