2016/02/11

Risk

 三脚を巻き付けようとして川の中に倒れ込んでいる木に近づいたら、雪で覆われて見えない薄氷が割れ、左足が水に落ちた。ちょうどカンジキと同じ大きさの穴がポッカリと空き、氷の下で川が流れているのが見える。海外の登山で氷河を渡るときと同じで、リスクを抱えている。全身が落ちれば、水の流れが氷の下へと体を引き込み息ができなくなるだろう。
 リスクや失敗も書き残さなくては。

 ある部分だけポッカリと氷が溶けて穴が開いている理由が、よく観察しても分からなかった。日射量も水温も、その周囲と異なるとは思えない。周りの氷は、体重を支えるだけの厚みがある。左足で穴を開けた場所も、春の根開きとはまた異なる様子。ある特定の水流条件が凍りつかせないのか?面白い。乱流が凍結温度を下げる?

 もう一つの失敗といえば、荒縄。滑り止めになると思ったが、雪に覆われていない、ガチガチに凍り磨かれた氷の上ではまったく役にたたない。転倒した時に手をついて捻挫した小指が痛む。氷に穴が空いているときは川の中央部が多いのだが、そこはまたすり鉢状にへこんでいるところでもあり、滑り止めなしでは蟻地獄のようになすすべもなく吸い込まれてしまう。2日目に横断を断念することも考えたが、カズバーナーの金属部品をカンジキにくくりつけて、スパイク代わりに使うことができた。冬期富士登山のように、ヤスリで鋭く磨いたアイゼンが必要だ。

   I broke invisible thin layer of ice covered by snow and dropped my left foot into the water. There was a just snow shoes's size hole and I could see a water flow of river through it under the ice. We have a risk like as when walk over a glacier during climbing high mountains. If entire body falls into it, flowing water sucks the body under the ice and we could not take a breath.
   I have to write down a risk and a failer.

   Other failer was that a straw rope is useless for prevention to slip down on the tightly frozend ice not covered by snow. Holes of ice are usually at center of river, and that places become hollow. It means that I am sucked into the hole like a trap of an ant. I thought I should abandon acrossing the marsh, but I made spikes by a metal of stove, attaching snow shoes.


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